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求人応募が来ない企業必見!厳しくなる採用活動を攻略するカギとは?
競争が激化する中途採用市場:欲しい人材を獲得する方法
dodaにおける転職市場の現状
doda転職求人倍率、2024年4月は2.66倍
dodaにおける2024年4月の転職求人倍率は、前月から‐0.11ポイントの2.66倍。前月比で微減しているものの、倍率は1を大きく上回り、企業にとっては人材の獲得が非常に難しい状況だと言えます。
新型コロナ5類移行に伴う経済回復、ビジネス環境の変化に対応するDX推進者のニーズなどを背景に、求人数は常に増加傾向。今後も一時的な現象は見られても、大きく状況が変わる可能性は低いでしょう。
企業が抱える「中途採用における困りごと」
人材の確保が難しい現状、多くの企業が抱える主な悩みをまとめました。
以上の悩みについて、身に覚えのある企業は多いのではないでしょうか。
こうした困りごとを解決するには、適切な手法を用い、多角的かつ継続した取り組みが必要です。
中途採用市場のトレンド
2024年上半期以降の中途採用市場において、以下の3点がトレンドです。
働きやすい環境づくり
リモートワークの導入・継続や、全国転勤をなくすための「地域限定社員制度」の導入を行う企業が増えています。働き手は希望の地域で長く就業できる選択が可能になってきています。
DX化推進による求められる人物像、採用競合の変化
例えば販売・サービス職では、飲食業界や小売業を中心に無人レジを導入するなどDX化が進んでいます。そのため、店舗運営の効率化を考える仕事に時間を割くようになっており、戦略立案や、マネジメント・業務効率化ができる人材のニーズが高まっています。
賃上げと求人の好条件化
人材確保のために他社への流出を防ぐため、2023年下半期は賃上げに踏み切る企業が増加。2024年上半期以降も引き続きこの傾向は継続する予想です。
合わせて、中途採用で内定者に提示する給与額も上昇傾向にあり、転職希望者のもとめる年収を提示できるかどうかが採用のポイントになるでしょう。
転職希望者のニーズやトレンドを押さえた環境整備は、より良い採用活動への近道です。
また、採用競争の激化により、賃上げや社員満足度向上を図る動きが一般化しつつあります。
そのため、トレンドを押さえた上で他社との差別化を図ることが鍵となるでしょう。
今後の採用活動で取り組むべきこと
中途採用市場の現状を踏まえ、今後企業がすべきこととは?
転職希望者の動向をおさえ、訴求内容の再検討を
転職希望者が仕事選びの際に重視するポイントは、
・人間関係の良さ
・給料の良さ
・ワークライフバランスを保てるか
・会社に将来性を感じるか
といった項目であり、転職希望者全体の現実的な一面がうかがえます。
また、優秀人材のみにフォーカスすると、
・裁量権がある
・新しいことに挑戦できる
・会社のビジョンやパーパスに共感できる
・フレックスタイム制やリモートが導入されているか
などの項目が上位に食い込んできます。
このように、転職希望者が求めているものをしっかりとおさえ、求める人物像や訴求内容の再検討をすることが大切です。
具体的には…
・具体的な業務内や、入社後のキャリアパスの明示
・入社意向を高めるカジュアル面談の実施
・転職希望者の求める給与や働き方の用意
欲しい人材の人物像を明確にし、入社前の段階で条件や意思のすり合わせ綿密に行うことによって、
定着率低下への対策と入社後のトラブル防止に繋がります。
入社後のメリットを明確に
企業が見せたい魅力ではなく「ターゲットの転職理由に基づいた魅力」を打ち出すことも戦略の一つです。
入社後の働くメリットを明確にしたことで、採用に成功した例を見ていきましょう。
募集職種
営業職(日用品・化粧品営業)
ターゲットの転職理由
・提案商材の提供価値に限界を感じる
・会社や業界の将来性への不安
・条件面での不満(業務に見合わない年収、残業時間、土日出勤)
打ち出した魅力ポイント
・新商品開発に携われる環境
・SNSマーケティングに挑戦する機会あり
・残業月10時間以下、賞与2回の好条件
【POINT】
本部商談の機会があり、情報収集・戦略・分析を元にアグレッシブな提案を行う環境があることをアピールしたことによって、より意欲の高い人材の獲得につながった。
上記のように、ターゲットの転職理由に刺さるような条件を提示することによって、採用に成功する確率が格段に上がります。
「この会社だからできること」「前職(他社)にはないメリット」とは何かを分析し、多くのターゲットに響く求人を打ち出しましょう。
採用活動に対する「攻め」の姿勢
転職希望者が利用するサービスを複数併用し、転職希望者の応募意思を待つのが従来のやり方です。
しかし、激化する採用活動において、応募意思を獲得するために企業側からアプローチすることが重要になってきます。
2023年度の転職希望者が転職時に利用したいサービスのなかでも、企業側が手を出しやすいサービスは「転職サイト」「転職エージェント」「転職サイトのスカウトメール」の3つです。
この中で唯一前年からの回答率が高まったサービスが「転職サイトのスカウトメール」です。
企業側からスカウトメールを送ることによって、転職希望者に個別メッセージによる特別感の付与が期待でき、欲しい人材に効果的なアプローチをすることが可能になります。
運用工数が発生するため多少の手間が生まれますが、メッセージへの返信が来た後は面接に進むことを前提にした母集団形成ができるため、採用までの話がスムーズに進みます。
このように、従来の方法で応募を待つだけではなく、積極的にアプローチし応募意思を獲得していくことで、他社の採用活動と差をつけることが重要です。
まとめ
この先も激化するであろう採用市場で、欲しい人材を獲得するのは至難の業です。
しかし、現状を分析し採用活動の方向性を見直すことによって、効率的に転職希望者にアプローチすることは可能です。
とは言っても「採用以外の業務で忙しい」 「確実に人材を確保するためプロにお願いしたい」とお考えの企業様もいらっしゃると思います。
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